化学技術者の資格制度とは
化学工学会は、2006年度に資格制度を制定し,化学工学修習士、化学工学技士、上席化学工学技士の3つの資格を設け、運営して参りました。2011年度からは、化学工学技士(基礎)の資格を新たに加えております。
これらの資格は、大学等で化学工学を学んだことの証明として(化学工学修習士)化学工学の基礎知識を有していることの証明として(化学工学技士(基礎))、あるいは化学工学に関する専門知識と応用力を修得しており、ものづくり現場の責任ある業務を行うことができる化学技術者の証明として(化学工学技士)、化学工学・プロセス工学の幅広い知識と経験を有し、俯瞰的な解析・決定できる化学技術者の証明として(上席化学工学技士)、化学工学会が付与する化学技術者のための認定資格です。
化学工学会が実施する審査、試験に合格した方が化学工学会に登録及び更新することにより、「化学工学修習士」「化学工学技士(基礎)」「化学工学技士」「上席化学工学技士」の資格名称の使用が認められています。
これらの資格を活用することにより、化学工学に対する社会の認識と関心を高め、化学技術者が社会から正当に評価され、社会と産業の発展に更に寄与することを目的としています。
以下に、これらの資格の概要をご説明いたします。
資格名称 | |
---|---|
上席 化学工学技士 SPCE: Senior Professional Chemical Engineerr |
認定基準/受験資格 能力水準 募集期間 (一次)書類審査 (二次)論文審査 (三次)面接審査 認定期間 |
化学工学技士 PCE: Professional Chemical Engineer |
受験資格 能力水準 募集期間 試験日 2021,2022年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策を充分に取り、試験会場にて筆答試験を行いました。 試験内容 認定期間 |
化学工学技士 (基礎) PCEF: Professional Chemical Engineer Fundamental |
受験資格 能力水準 募集期間 試験日 2021,2022年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策を充分に取り、試験会場にて筆答試験を行いました。 試験内容 認定期間 |
化学工学修習士 APCE: Associate Professional Chemical Engineer |
認定基準 能力水準 ※2017年度をもって、審査を終了致しました。 |
また、本制度と並行して、化学工学に関する技術者としてのレベルの維持・向上を、自律的・継続的に促進する為、CPDポイント制度を取り入れています。引き続き、継続学習に励んでいただき、技術力の維持向上をお願い致します。