高等教育機関の教育プログラム認定制度の紹介(JABEE)

変革する社会の要求に応じて大学等、高等教育機関の技術者教育を改革するために、1999年に日本技術者教育認定機構(JABEE)が発足しました。化学関係学協会連合協議会では、化学技術者教育について共同で取り組んでいます。これまで化学分野の分野別要件作成、試行および本格審査、普及活動を行ってきました。

高等教育機関の技術者教育プログラム認定の仕組みと化学工学会の役割

JABEEの目的は「学会と産業界との連携により、統一的基準に基づいて、大学等の高等教育機関が行う技術者の育成を目的とする専門教育プログラムの認定を行い、我が国の技術者教育の国際的同等性を確保すると共に、技術者教育の振興を図り、国際的に 通用する技術者の育成を通じて社会と産業の発展に寄与する」ことにあります。具体的には、全分野共通基準と分野別要件から成る認定基準に基づき、まずプログラム側が自己点検書を作成し、これを審査側が精査の上実地審査を行って認定の可否を決定します。JABEEでは上記(本格)認定業務の他に、前記JABEE目的の啓蒙及び(本格)認定業務の促進のために、認定試行業務を並行して行っています。

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