vol.2023-03 (2023.11.10) | 学会本部活動通信

学会本部活動通信2023年度vol.3

2023年11月10日
2022,2023年度化学工学庶務理事 西山 憲和

 庶務理事を仰せつかっております西山(阪大)です。さて、9月は、化学工学会の主要なイベントとしまして、秋季大会と総合展示会INCHEM TOKYO2023を立て続けに開催いたしました。コロナの影響がほぼおさまり、多くの方に現地に来て頂けましたことお礼申し上げます。その前の週には、APCChE2023がフィリピンのマニラで開催されました。2つあるいは3つのイベントを連続で駆け回れた方は、ご多忙のところ移動も含めて大変であったと思います。お疲れさまでした。あらためて感謝申し上げます。 <APCCHE2023>2023年9月4日~9日
 化学工学会のブースを出展しました。化学工学会の活動の紹介と今年オープンジャーナル化しました英文誌の紹介を行いました。フィリピンの学生だけでなくアジアの若手にface-to-faceでアピールでき、有意義な機会であったと思います。今後も、このような機会を使って世界に向けて宣伝活動を続けて行きたいと思っております。 <秋季大会>2023年9月11日~14日
 今大会は、第88年会の開催形態を引き継ぎ、コロナ禍以前のオンサイトでの議論や交流を復活させることを目標としつつ、オンラインからの参加も可能とする形で準備を進めてまいりました。
今回、全体として2,100名を超える方々にご参加いただきました。コロナ前を含む過去5年間の秋季大会で、最高の参加者数となりました。特に、変化がありましたのは、来場者(オンサイト)の参加割合が、前回大会の40%から今回90%と一気に増え、2倍以上の方に来場いただけました。
オンサイトおよびオンラインでの参加者数は、会場ごとで集計しております。それらのデータを元に、オンラインの利点も考慮しつつ、オンサイト会場とハイブリッド会場をうまくミックスさせた費用対効果の高い開催形式にシフトしていくことを考えております。
アンケートも実施いたしましたことを多くの方からご意見を頂きました。みなさまのご意見を参考に、今後の運営にあたっていきたいと思います。 <INCHEM TOKYO2023>2023年9月20日~22日
 日本能率協会との共催にて2年に1回、総合展示会Inchem Tokyoを開催しております。今回の特徴としまして、従来よりも対象を広げて、化学産業全体が関連する祭典となることを目的としました。化学工学会からは、地域連携カーボンニュートラル委員会が、出展およびプレゼンを行いました。詳細についてはHPをご覧ください。https://www.cn.scej.org/2023/08/26/inchem-tokyo-2023/
また、新企画としまして、「シンインケム」と題してベンチャー企業や大学・研究機関の出展が集まる展示ゾーンを設けました。宣伝効果に加えて出展者間の交流もあり好評であったとお聞きしております。
化学工学会が主体となって企画しました特別講演会では、連日多くの方にご参加いただきました。
講演会の初日は、ドイツの化学産業展示会ACHEMAとも連携した講演会を企画することができました。ACHEMAへは日本からも出展や派遣をしておりましたので、今後も連携を深めていきたいと考えております。
次回のInchemは2025年になりますが、今年と同じ9月の開催になる可能性が高いです。そのため、秋季大会との時期的な問題と、秋季大会の開催場所を含めて、両方に参加しやすい開催方式を模索中です。これまで片方にしかご参加されていない方は多いと思いますが、2年後は新しい試みとなりますので、ぜひInchemと秋季大会の両方にご参加頂ければと思います。 以上、9月の学会シーズンのご報告でした。