vol.6 (2015.2.4) | 学会本部活動通信

平成26年度会長
前 一廣

2月の活動報告を記します。先月は理事会、理事会幹事会ともなかったので、お知らせする決定事項はございません。そこで、以下、会員各位に是非知っておいて頂きたいことを簡単に記します。ここ数か月の報告、長すぎるとのお声も頂いておりますので、今月は短めにしました。

年会初日の内容

これまでにも何回か紹介しておりましたが、プログラム内容が完全に確定しましたので、改めて案内いたします。今回の年会初日は、産業界の方が企画し、ほぼ企業の発表のみで、現場で必要な技術のノウハウから最先端研究開発内容まで複数のセッションで実施します。 企業の方は必ずどこか役立つ発表があると考えておりますので、是非、ご参加ください。(以下のWebサイトを参照して下さい。) https://www.scej.org/rn3/meeting/80a/sangyo-session.html 尚、事前低価格申し込みの締切(2月6日)間際ですので、お早目にお申込み下さい。本件、小生が推進する改革の一つです。初日の参加者数で評価されると思いますが、正会員への会員メリットの一つとして立ち上げておりますので、参加されてメリットの有無を本部までお知らせ頂くことが、今後の「会員が利用価値のある学会への改革」に向けて重要と考えております。何卒、宜しくお願い致します。

学会の経営状況

毎年、総会で決算、予算の審議を行い、可決した結果をwebに掲載していますが、ご存じない会員の方も多くおられるかと思います(小生も若いときはそうでした)。学会の定常的な業務内容(支部、部会への交付金、会誌、ジャーナル発行、人材教育関連など)は会員各位の会費で営まれています。すでに御周知と思いますが、ここ数年の数百人オーダーでの正会員減で会費収入は激減した上、公益法人の会計ルールに縛られており、赤字に転落しかねない非常に苦しい経営状況に瀕しています。これに対して、来年度、予算シーリングを徹底し、極力支出を抑制する予定です。しかしながら、公益法人の規則からの制約も手伝ってシーリングにも構造的に限界があり、本質的な解決策は正会員数を増やしていくしかない状況です。今後、会員サービスとセットでより効率的な運営を再構築していく予定ですが、とりあえず現況をご報告しておきます。

シリーズ「化学工学会web探訪」 (1)男女共同参画委員会

今回から毎月、化学工学会の色々な仕組みや活動を会員各位に知って頂くために、各組織の活動内容を記したwebリンクを提示して紹介していきたいと考えています。まず、今月はその第1回目として、男女共同参画委員会に関して紹介したいと思います。 平成11年に「男女共同参画社会基本法」が公布・施行されました。 翌平成12年12月には「男女共同参画基本計画」が 閣議決定されました。これに伴い、複数の学協会で男女共同参画委員会を立ち上げ連携しながら活動を実施しています。今後の日本の労働者人口を考えると、日本の国力を低下させないためには、女性が生涯働ける社会を男女共同で築き上げていくことは必須であります。それどころか、21世紀~22世紀は物質からメンタルを重視する社会に変貌すると思われ、女性の持つ素晴らしい感性、能力を如何なく発揮できる社会を作ることが必要と考えています。化学工学会では、数多くの女性会員が献身的に本委員会の活動を推進し、今では緊密な人的ネットワークを構築するところまで至っています。本部大会では、毎回、本委員会の催しが開催されております。第80年会では二日目に「女性セッション」が実施されます。是非一度覗いてみて下さい。 一度、以下のリンクを訪ねて内容をご覧になって下さい。 https://www.scej.org/act-eve/organization/gender/ [su_divider top="no" text="ページのトップへ(兼 仕切り線)" size="1"]

【お願い:昨年資格変更された正会員各位へ】

昨年、学生会員から正会員へ資格変更された方は、本年から正会員の会費を納めて頂くことになります。倍額となり大変申し訳ありませんが、出身大学の後輩たちを育てるというスタンスで会費納入を宜しくお願いします。放置しておくと自動退会となってしまいます。 毎月、しつこいメッセージばかりで恐縮ですが、何卒、正会員継続のほど宜しくお願いします。