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上席化学工学技士(Senior Professional Chemical Engineer)

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※ 19年度は推薦による応募のみとし、書類審査および面接試験のみ実施します。
 
 ◆ 資格のランクおよび名称、要求される能力
「上席化学工学技士」とは、(社)化学工学会が実施する上席化学工学技士試験に合格し、その登録を受け、上席化学工学技士の名称を用いて、化学工学に関連した知識をベースに、特に高度な専門的応用能力を必要とする化学技術に関係する業務(研究、開発、設計、検討・評価、計画、保守、運転、管理、建設、プロジェクト統括、情報処理)を指導的立場で行う技術者・研究者をいいます。

技術レベルの維持・向上のため本資格に有効期限(5年)を設けています。また、社内外における継続学習や受講実績などをCPDポイントとして登録することが必要です。

上席化学工学技士に要求される能力として、化学工学に限らず化学技術の分野の中で少なくとも1つあるいは複数の高度な専門性、その分野においては社会から専門家として認められるような能力、さらに技術指導ができる能力が求められます。

上席化学工学技士の技術分野は現状の化学技術者の業務に鑑み、「化学工学技士」と同じ12分野とします。

 

 ◆ 受験申請要件
受験申請をするためには、「化学工学技士」の資格を登録していることが前提になります。
 「化学工学技士」の資格を登録後、上席化学工学技士の試験を受験するために所定の実務経験年数を必要とします。実務経験としては、化学工学に関連した高度な専門的応用能力を必要とする業務(研究、開発、設計、検討・評価、計画、保守、運転、管理、建設、プロジェクト統括、情報処理)が対象となります。
以下に該当する人は、上席化学工学技士試験を受ける事ができます。

 1)「化学工学技士」の資格取得後、実務経験期間が通算して10年を超える人(注)
 2)受験時までに化学工学技士の資格を有し、実務経験期間通算が15年を超える人(注)
 3)暫定措置として「化学工学技士」の資格が無くても実務経験期間が通算して15年を超える人(注)

(注)学校教育法の大学院修士課程又は博士課程(化学工学関連分野専攻に限る)に在学していた人にあっては1)、2)の実務経験に2年を限度として算入する事ができます。
【推薦制度】
本制度の早期確立のために経過措置として推薦制度を設けるものです。これは、上席化学工学技士に相応しい実務経験が20年を超える方を対象に、書類審査と面接試験のみとし、筆記試験を行わない制度です。推薦母体は、維持会員、支部、部会からの推薦および正会員3名の推薦によるものとします。各推薦母体から1名の候補者を推薦していただきます。

 

 ◆ 審査方法

書類審査、筆記試験、面接試験により審査します。
【書類審査】
書類審査では、以下の提出内容に基づき、受験資格要件を満たしているかどうかの判定を行います。
 (1) 化学工学技士取得情報(既取得者は登録証の写し添付)
 (2) 業務に関する論文(A4、3枚、5000字程度)
 (3) 業務履歴(事業者の証明印必要)
 (4) 社内外の化学工学に関連する活動リスト(社外発表、社内発表、特許、論文、雑誌投稿、学会活動、本の執筆、講演会講師等)
 (5) 継続学習(CPD)単位取得リスト(未登録者は不必要)

これらは
HP上の所定の用紙を用い、「上席化学工学技士受験申込書」としてHPから申し込んでいただきます。
 
【筆記試験】
筆記試験は、高度な専門知識およびその応用能力があるかどうかを判定するものです。受験者が「表1.化学工学技士および上席化学工学技士技術分野」の中からあらかじめ選択した技術分野に関して、専門知識をどのように活用して業務を遂行したかを中心に、専門技術を主題に、記述式で行われます。
 
【面接試験】
審査員は、高度な専門技術能力を審査できる能力を有する方にお願いします。


  表1.化学工学技士および上席化学工学技士技術分野
  技術分野 専門技術
1. 総合化学工学 技術管理、リスクマネジメント、技術教育、プロジェクトマネジジメント、LCA/LCE(ライフサイクルアセスメント/エンジニアリング), プロセス計画、プロセス評価
2. 流動・伝熱・混合技術 流動、伝熱、蒸発、乾燥、調湿、粉体流動、超臨界流体、攪拌、混合、混錬、高分子成形加工
3. 分離技術 蒸留、吸収、放散、吸着、膜分離、晶析、抽出、固液分離
4. 反応技術 反応工学、触媒、反応器、燃焼
5. プロセス研究・開発 プロセス研究・開発、スケールアップ、材料選定
6. プロセス設計・技術 プロセス設計、プロセス制御、プロセスシステム設計、プロセスIT、 物性推算、プロセスシミュレーション(定常、ダイナミック、CFD、モデル化)
7. プラント設計・建設 機器設計、配管設計などの設備設計、プラント建設
8. プラント運転・保守 プラント運転、保守管理、最適運転、トラブルシューティング
9. 資源・エネルギー工学 資源開発、エネルギー効率化、原子力、省エネルギー、再生エネルギー
10. 環境・安全化学工学 環境対応装置、環境アセスメント、安全工学、HSE
11. バイオ・ファイン化学工学 生物プロセス、生物分離、遺伝子操作、発酵、医薬品プロセス、食品化学工学
12. 物質化学工学 薄膜製造、ナノテクノロジー、新素材製造、装置材料、マイクロリアクター


 

 

 ◆ 登 録

「上席化学工学技士」となるためには、化学工学会に以下の登録を必要とします。
【登録方法】
「上席化学工学技士」登録用紙に必要事項を記入し、化学工学会に登録の申請をします。原則として、Webより行います。

【登録の要件】
以下の要件が具備されている必要があります。
(1)  「上席化学工学技士」の資格を有すること
(2) 化学工学会個人正会員であること(登録と同時に申し込み可能)

【登録事項の変更の届出】
登録事項に変更が生じた場合、または新たな技術分野に合格してその分野を追加する場合は、登録事項変更届け出を提出することとします。

【登録の更新】
資格登録の有効期限は5年間とする。但し、「化学工学修習士」には有効期限を設けません。
資格登録の更新には、所定の様式による継続学習(CPD)ポイントの登録が必要ですが、ポイント数については問わないものとします。

【登録の停止/取消し】
以下のいずれかに該当する場合にその資格が停止されるか、登録が取り消されます
(1) 更新時にCPDポイントが未登録の場合、資格を凍結します
(2) 更新時期が来ても更新手続きを行わない場合
但し、(1)、(2)の場合、登録停止後、直近2年間のCPDポイントを登録し、更新手続きの申請(有料)を行えば登録停止が解除されます。
(3) 会費を支払わず化学工学会から除籍になった場合、資格を凍結します。
(4) 虚偽・不正の事実に基づいて登録をした場合、資格を取り消すことがあります。
(5) 化学工学会から除名処分を受けた場合、資格は取り消されます。

 

 ◆ 化学工学修習士資格の特典

化学工学会が専門能力を有する上席化学工学技術者として認定しているものであり、上席化学工学技士有資格者であることを以下のように有効に活用することが可能です。

 
1) 「上席化学工学技士会」への入会
 2) 「上席化学工学技士会」入会により、技術情報交換、他の上席化学工学技士との交流が可能となる。
 3) 化学工学会の大学等の非常勤講師リストに登録できる。
 4) 化学工学会人材育成センターの講座講師リストへの登録ができる。
 5) 「化学工学技士」推薦者の権利を持つことができる。
 6) 名刺に「上席化学工学技士(Senior Professional Chemical Engineer)と刷れるので、特に海外では化学工学会が認めた高度な専門技術を有する有能な技術者として認知される。
 
 ◆ 化学工学技士会
化学工学技士会は、化学工学技士(化学工学修習士、上席化学工学技士を含む)の有資格者から構成される会であり化学工学技士の品位の保持、資質の向上、会員間の技術交流促進を目的にし、以下のような活動を行う。
「化学工学技士会」に化学工学修習士、化学工学技士、上席化学工学技士の部会を設けることも予定している。

 1) 化学工学技士活動分野の拡大・強化
 2) 研修会、研究発表会等を通じて化学工学技士CPDの推進
 3) 化学工学技士年会、技術士合同セミナー等の行事の開催
 4) 化学工学技士制度の普及啓発
 5) 国際交流の推進
 6) 化学工学技士資格試験のサポート
 7) 各種講演・講師要求への派遣
 8) 技士会を通じた大学の先生方との交流
 
 ◆ 費 用
 1)受験料    10,000円
 2)登録料    15,000円
 3)更新手数料  3,000円

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