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CREATIVE CHEMICAL ENGINEERING COURSE 1
「ケミカルエンジニアリング-夢を実現する工学」

橋本 健治 編
化学工学会監修 \1500+税

本書は、化学工学とはどのような学問なのか、をやさしく解説する入門書。まず、近代化学産業の歴史を振返リながら、研究室の成果をエ業化する道筋を具体的な例で示し、化学工学の目的と役割を説明する。ついで化学プロセスの心臓部にあたる反応器、各種分離装置とその効率化、エネルギ−の流れと有効利用について解説する。さらに、化学プロセスをどのように構成し、安全に運転するかを述べる。
最後に、化学エ学が単に化学エ業にとどまらず、広く環境保全、エネルギ−、生命科学、新材料、宇宙などの先端分野に適用されている様子を21世紀への夢を含めて示している。豊富な図・写真を用いたやさしい解説は読者をひきつけずにおかないだろう。


  1. ケミカルエンジニアリングとは
    1・1ケミストとケミカルエンジニア
      私たちの生活を豊かにする化学工業製品
      近代化学工業とともに
      その1:アンモニア合成
      その2:ガソリンの製造
      その3:人の命をまもりつづけて
    1・2研究室から工業生産へ
      ポリエチレンの製造 プロセスは絶えず進化している
    1・3化学工学の目的と役割
      拡大するケミカルエンジニアリングの領域
  2. 分子をくみかえる反応器
    2・1化学反応を促進する触媒の働き
    2・2固体触媒を用いる反応器 
      固定層型の反応器 
      流動層反応器 
    2・3液相反応に用いられる反応器 
    2・4反応器の設計 
      反応速度式 
      物質収支式  
    2・5自動車の排ガスを無害化する触媒反応器 
    2・6生体機能を利用する反応 
      生物化学反応器(バイオリアクター) 
      酵素反応による異性化糖の製造 
      動物細胞によるインターフェロンの製造
  3. 物質を分離する
    3・1分離の大切さ−現代文明を支える分離技術− 
      シリコンの高純度化 
      超純水とクリーンルーム 
    3・2物質の姿,性格を見分けて分離する 
      分離剤を用いる分離 
      相変化を利用する分離 
      大きさの違いで分離する−膜分離− 
    3・3分離の高効率化を目指して 
      地球は大きな閉鎖空間 
      夢の分離技術:超精密分離
  4. エネルギーの流れと有効利用 
    4・1プロセスの中のエネルギーの流れ
      化学プロセス中のエネルギーの流れ
      都市ごみ焼却排熱
      エネルギー収支
    4・2熱移動現象
      固体の中での熱の移動
      流れに伴う熱の移動と熱交換器
      熱放射と地球温暖化
      簡単なモデルを使った地球の平均温度とCO2濃度との関係
    4・3エネルギー変換と有効利用
      水素を燃やして発電する−燃料電池−
      熱を汲み上げる−ヒートポンプ−
  5. システムをデザインする
    5・1化学プロセス探訪
      化学プロセス
      ストリーム(物質と熱の流れ)を追ってみる
    5・2システムをデザインする
      プロセス合成
      プロセスシミュレーション
    5・3化学プロセスを安全に運転する
      化学プロセスの特性
      自動制御のしくみ
      最近のプロセスコントロールシステム
      プラントを安全に運転する
    5・4夢を現実にする
      夢の次世代システム
      社会システムのデザインへ
  6. 未来に拡がるケミカルエンジニアリングの夢
    6・1エネルギーと環境の調和を目指して
      二酸化炭素の増加
      地球温暖化問題の解決への取り組み
      二酸化炭素の有効利用と廃棄
      ニ酸化炭素排出を抑制したエネルギー供給
      消費システムの開発
      未来のエネルギー供給システム
    6・2生命を大切に
      人工臓器
      ドラッグ・デリバリー・システム
    6・3夢の新材科を作る
      超LSI
      火炎によるダイヤモンド膜合成
      プラズマによるダイヤモンド膜合成
    6・4宇宙へはばたくケミカルエンジニア