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「赤ちゃん用紙おむつ製造機械の開発に携わる」
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P&G(株) 柚山 理恵
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私は2005年3月に化学工学専攻
修士課程を修了し、現在P&Gで機械のエンジニアとして働いています。赤ちゃん用紙おむつを担当しており、海外のP&G社員と連絡を取りながらアジアの工場に生産機械を導入しています。
男女共同参画の一環として、エンジニアとして働く私の文章が、女性技術者・科学者を始め一緒に働く男性や学生の皆様の参考になれば幸いです。
○大学での勉強と現在の仕事
機械のエンジニアと聞くと化学工学と直結していないように思うかもしれませんが、実は大学での勉強が役立っています。化学装置設計法の教科書を出してきて図面の勉強をしたり、制御の教科書を読み直したりしています。
また、在学中には考慮していなかった、生産する時の作業者の安全、作業のしやすさ、値段、部品の手に入りやすさ、寿命など様々なことを考えながら働いています。
○海外の機械業者での試運転・動作確認
現在参加しているプロジェクトで、アジアに入る機械の試運転・動作確認に参加するため、海外の機械業者に行ってきました。ベストな設定を見つけるためにテストをしたり、改善のための提案をしたり、不具合を見つけて修正を依頼したりと
忙しい日々でした。
英語圏ではない国だったので英語が通じないこともたまにあり(英語もまだまだ勉強中ですが)、図面やジェスチャーを駆使して意思疎通を図りました。
○工場への機械の導入
ついに自分が開発に関わった機械が工場に導入されます。届いた機械を確認し、正しい機械が届いているか、壊れている部品はないか、足りない部品はないかをチェックします。工事担当者に工事にかかる時間と人数を提案し、一緒に計画をたてて工事開始です。そして、工事終了後は、厳しい品質基準をパスするまで機械のトラブルとの戦いです。同じ機械を使っている他の工場の社員にメールや電話で相談しながら、トラブルを解決します。毎週行う電話会議で、北米・ヨーロッパ・アフリカ・アジアのあらゆる国の社員と相談することも非常に有用です。
このようにして作られていく赤ちゃん用紙おむつ。お店の棚に並んでいる製品や買っていかれる姿を目にすると、やはり嬉しい気持ちになります。
○最後に
技術系の女性が増えてきたとはいえ、まだまだ女性が少ないのは事実です。いろいろな世界を見たいと思って始めた就職活動中には、「うちに女性エンジニアはいないよ」、「作業着を着てもらうからおしゃれできないよ」、「手が汚れる作業とかできる?」などと言われることもあり、性別の壁を感じました。
その一方で、女性を積極的に受け入れようとする会社や家庭を犠牲にせず働ける環境作りに力を入れる会社と出会ったのも事実です。例えば私の入社したP&Gでは、妊娠中でつわりがひどいから、と家から電話で会議に参加する女性社員を自然に受け入れる環境、出産後の勤務時間短縮制度を実際に利用しやすい環境があります。
皆様、「男女共同参画」に敢えて取り組まなくてもいいような環境にするために、一緒に頑張っていきましょう。
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パンパと私 |
柚山 理恵(ゆうやま りえ)
P&G アジア生産統括本部 ベイビーケア メカニカルエンジニア
(最終学歴:京都大学大学院
工学研究科 化学工学専攻)
E−mail:yuyama.r@pg.com |
| (2007.5 掲載)
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