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お客様に幸せな時間を提供できる商品を目指して
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味の素ゼネラルフーヅ(株) 奥野 郁佳子
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原稿を書く際、女性会員の皆様のバックナンバーを参考に読ませていただきました。女性の少ない業界、職場でいきいきとたくましく働いていらっしゃる方、家庭・子育てと仕事をうまく両立させてがんばる女性の先輩方の姿を知ることができ、なんだかうれしく、心強く感じました。その一員として、自分の仕事や日々感じていることを紹介できるこの機会を非常にうれしく思っております。
大学を卒業し、味の素ゼネラルフーヅに入社しまして、今年の4月で3年目になりました。AGFは、日本のコーヒーメーカーとしては唯一、インスタント、レギュラー、ペットボトル入りなどのリキッドコーヒーと、全カテゴリーを生産し、バラエティー豊かな商品を展開しています。私は、入社してから商品開発研究所に所属しており、現在は、ミルクと砂糖が入ったインスタントコーヒー製品とクリーミングパウダーの開発を担当しています。クリーミングパウダーは、原液の調合から始まり、乳化、殺菌、乾燥、造粒と、いろいろな技術を要します。製造条件や配合がちょっと変わるだけで風味やコーヒーとの相性が大きく変わる、なんとも奥の深い製品です。
大学時代は、生物化学工学を専攻していました。大学院では、イネなどの植物細胞の培養と再分化、有機溶媒大腸菌のプロテオーム解析、ガン細胞増殖抑制ペプチドの探索と、とても興味深い研究に携わることができました。今の仕事とは分野がちょっと違いますが、その時に身についた知識・経験が役立っているなと感じることは多々あります。
私は昔からおいしいものを食べることが大好きで(大抵のひとはそうだと思いますが・・・)、自分の作ったもので、ひとに喜んでもらえたら楽しい!と思い、就職は食品メーカーを希望しました。その願いが叶い、運よく商品開発の仕事を任せてもらえ、3年目でまだまだ未熟な私ですが、先輩たちの経験や知恵をかりながら日々奮闘しています。先月には、オランダとイギリスへ、初めての海外出張を経験させてもらえました。つたない英語をなんとか駆使しながら、日本とはまったく違う文化・風土の研究者の方と意見交換をすることができ、とても新鮮で勉強になりました。
今の仕事の難しいところは、商品設計にはたくさんの要素を考慮しなければならないところです。商品コンセプトを基に、中身の味、安全性、保存性、中身の品質を守る包装、工場での生産性、製品コストと、さまざまな要素を考慮して、バランスよくすべてを満足しうる商品を設計しなければなりません。とっても難しい仕事だなと日々感じています。 そうではあるのですが、商品設計はそれを製造する工場から、流通をへて営業さんから得意先様の手に渡って、店頭に並び、お客様の手に渡り口に入るまでの一連の流れのすべてに影響を与えるものです。なので、とても責任の大きな仕事であり、またそれが私の大きなやりがいでもあります。
これからは、コーヒーを通じてお客さんに幸せな気分、幸せな時間を提供できる商品、さらに、営業さんが胸を張り自信をもって得意先様に商談でき、楽にお店に並べられる商品をひとつでも多く作ることが私の今の目標です。
最後になりましたが、さまざまな分野において、たくましく元気に活躍する女性の方々が、今後ますます増えていくことを心から期待しております。また、女子学生の方々にとって、私を含めこのHPのたくさんの女性技術者の働く姿が、自分の進む道を決める励みになれることを願っております。
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職場にて(向かって右が筆者)
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奥野郁佳子(おくのゆかこ)氏
味の素ゼネラルフーヅ(株) 商品開発研究所
(最終学歴:名古屋大学大学院
工学研究科 生物機能工学専攻)
e-mail address: Yukako_Okuno@agf.co.jp
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| (2006.6.26 掲載)
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