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◆ 部会制の意義 |
学会は、自らの学問領域を社会に明示すると共に、それぞれの専門領域の研究・技術のポテンシャルを高め、
産官学の連携を通じて社会に貢献する責務を担っている。これに照らして化学工学会の現状を考えると、
以下の点で未だ不備であると言わざるを得ない。
- 化学工学の学問領域のボーダレス化に伴い、化学工学そのものが判りにくくなったこと、さらに、
学会活動の中身も見えにくくなったという学会内外からの批判がある。
- 化学工学研究の推進を担う研究会、特別研究会は、そのテーマ名の多くが狭い領域の名称になっており、
その領域での研究の発展には貢献したものの、外部からはもちろん、多くの一般会員からも見えにくいとの指摘がある。
部会制はこのような状況を改善するために導入されたものであり、その目的は、
- 特別研究会を統合し、化学工学会の研究領域が学会内外から明確に判るような名称の部会で構成すること。
- 組織そのものをオープンにし、全ての学会員がいずれかの部会に加入できるようなシステムにすること。
- これまでの研究会、特別研究会で行われてきたような自由な活動が損なわれないよう保証すると共にその分野の学会代表として他学会との交流や国際交流を推進すること。
である。
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◆ 部会の性格と役割
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一つの部会の規模は500〜1000名程度が適切であるが、スタート時は少なくてもよく、人数に上限下限は設けないものとする。複数の部会に入ってもよく、また、どの部会にも属さなくてもよい。
- 化学工学会のその分野の代表として、積極的に他学協会と交流し、合同シンポジウムの関催などにより、研究ポテンシャルの向上と効率化を図る。
- 部会間の交流を積極的に進め、化学工学としての独自性を発揮する。
- 支部と協力して支部大会の企画に当たるなど、支部行事に積極的に参加し、地域の活性化を図る。
- 学会の代表として、国際行事を開催するなど、アジア地域のポテンシャルを高めると共に、海外諸国との積極的な交流を図る
- 受託事業の受け入れ、産官学共同研究プロジェクトの立ち上げなどを通して、科学技術と産業の発展に貢献する。
- 部会の下のサブ組織として分科会を設けることが出来る。ここでは、細分化された領域での研究の深化をはかる。
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部会の運営は、当面、部会制規約、部会運営の業務分担等、部会について定めた事項に従って行われるが、実体と合わないときは、速やかに検討し、年度単位で改善していく。
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◆ 部会の名称と考え方
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部会は、大きく「基盤技術分野」と「展開技術分野」に分類される。前者は、化学工学の基盤である単位操作をベースとしているのに対し、後者はこれらの基盤技術の特定分野への応用・展開を担う部会で、両者は互いに「横糸」と「縦糸」の関係にある。
展開技術分野は、現在、社会が最も求めている研究・技術で、他の学会においても活発な研究活動が行われている分野であるが、化学工学会におけるこれらの分野の特徴は、横糸の基盤技術を駆使することにより、分子オーダーから実プロセスまでを有機的に統合できる点にある。この分野の部会には
- バイオ
- 超臨界流体
- エネルギー
- 安全
- エレクトロニクス
- 材料・界面
- 環境
がある。
一方、基盤技術分野の部会は、上述のように化学工学の基盤としての重要性ばかりでなく、その学問的深化は各研究分野における「真のブレークスルー」をもたらすことが期待され、さらに技術者教育や学問体系の構築・展開においても重要な役割を果たすことが期待される。この分野の部会には
- 基礎物性
- 粒子・流体プロセス
- 熱工学
- 分離プロセス
- 反応工学
- システム・情報・シミュレーション
がある。 以上のことから、会員各位におかれましては、ぜひ縦糸、横糸の部会に少なくとも一つずつ加入され、ご自身の研究・技術開発活動に役立ててください。
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