化学技術者生涯教育(学習)体系の企業にとってのメリット

化学工学会の化学技術者生涯教育(学習)体系は、企業にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?

1. 継続教育プログラム

化学工学会では、化学工学やプロセス技術に関連する学習プログラムとして、化学工学基礎から技術者の技術力向上に最適なプログラムまで幅広く用意しています。特に、人材育成センター継続教育プログラムでは、講師の85%は実務経験豊富な企業の技術者の方で、実務に密着した充実した内容になっています。 若手技術者がこれらのプログラムに参加することによって、化学工学基礎から実務に即した技術を学ぶことができ、技術力を磨くことができます。

化学工学会人材育成センターでは、2015年度に受講者に対する修了レポートの実施を試行致しました。
修了レポートは、受講者がレポートを作成することによって、講座で学んだことを復習し、頭の中を整理することで、知識として定着されることを目的としており、受講者にとっては学習内容を整理する機会となります。また、派遣企業にとっても受講生の理解度を図るためにも有用と考えられますので、2016年度より修了レポートを本格実施しており、対象講座も充実してゆく予定です。

また、継続学習プログラムの中には、次に示す化学工学技士(基礎)取得者を優遇する制度(受講料半額)も設けてあり、化学工学技士(基礎)取得者は格安で受講できます。

さらには、2016年度からは、受講履歴と修了レポートの結果をポイント化して、そのポイントを使って「化学工学技士」資格認定試験を受験できるサービスも始めます。

2. 修了レポートの実施

  • 出席基準を満たす受講者を対象に実施します。※1
  • 講師が採点し、答案は模範解答とともに本人に返却します。
  • 講師が“学んで欲しいポイントを理解し、一定レベルに達した”と評価した受講者に対しては、「修了証」を授与します。
  • 「修了証」を授与された受講者には、継続教育ポイントを50%加算します。※2

※1 「3. 出席基準と受講証明」をご参照下さい。
※2 「4. 継続教育ポイント」をご参照下さい。

対象講座(2016年10月時点)

反応器の設計
ガス分離膜・浸透気化膜分離プロセスおよび膜反応器の設計
プロセス設計 化工物性・蒸留計算 編
プロセス設計 充填塔の設計 編
プロセス設計 塔・槽、熱交換器の設計 編
プロセス設計 ハイドロリックの設計 編
プロセス設計 PFDの作成 編
プラントワイド制御ループ構成の考え方
プラント計装制御-1 New!
回転機械(ポンプ・圧縮機)の基礎
P&IDの作り方 New!
レイアウトとプロットプランの考え方
化学プラントの装置材料技術
仕様書の書き方
化学物質の安全
化学プロセスの安全性評価 New!

なお、「修了レポート」実施講座は今後増やしてく予定です。

3. 出席基準と受講証明

出席基準は次の通りです。
出席基準を満たす受講者には、最終日に受講証明書(2001~2015年は修了証として授与)を発行します。


講座開催日数 出席基準
1日以下 全日程の出席
1.5日 1日以上の出席
2日 1.5日以上の出席
2.5日~3日 2日以上の出席

4. 継続教育ポイント

出席基準を満たした受講者に、下表の“継続教育ポイント”を授与します。
対象は、2001年以降に、人材育成センター継続教育委員会が主催した全講座です。(但し、講演会は含まれません。)
修了レポートによる加点もあります。


受講した講座の開催日数 継続教育ポイント
0.5~1日 10 pt
1.5~2日 20 pt
2.5~3日 30 pt

5. 資格制度

化学工学会の資格は化学工学の基礎から管理者層まで4つの資格が用意されています。

化学工学修習士

化学工学を大学等で化学工学・プロセス工学の基礎を学び、ものづくりの業務内容が理解できる基礎があることを証明します。

化学工学技士(基礎)

化学工学の化学工学・プロセス工学の基礎を学び、学会の求める基礎的レベルの知識を修得しており、ものづくり現場の業務を担当する能力があることを証明します。この資格を取得するためには化学工学技士(基礎)筆記試験に合格する必要があります。

化学工学技士

化学工学・プロセス工学の高度な専門知識、経験、さらに応用能力を修得しており、ものづくり現場の責任ある業務を行なうことができることを証明します。この資格を取得するには化学工学技士試験(筆記試験)に合格する必要があります。

上席化学工学技士

化学工学・プロセス工学の幅広い知識と経験を有しており、俯瞰的な解析・決定ができることを証明します。この資格を取得するには上席化学工学技士試験(書類審査、論文審査、面接審査)に合格する必要があります。

化学工学修習士、化学工学技士(基礎)の資格は採用試験の際、化学工学の知識レベルの判定に使うことができます。

化学工学技士、上席化学工学技士は社内の技術者の技術向上の目標として使うことができます。また、化学工学技士、上席化学工学技士はそれぞれ、Professional Chemical Engineer、Senior Professional Chemical Engineerとして海外で活躍できる要素になります。

6. 継続教育ポイントによる「化学工学技士」受験

各講座の受講と修了レポートによって獲得した“継続教育ポイント”の合計が100ptに達した受講者には、100ptにつき1回、「化学工学技士」資格認定試験を受験する機会を無料で提供します。

過去にご自身が取得した“継続教育ポイント”をご確認したい場合は、正会員の場合は会員番号を、正会員以外の方は、同姓同名を判別するために、氏名、ふりがな、会社名、生年月日、e-mailアドレスを明記の上、jinzai-seminar@scej.orgまでメールでお問い合わせ下さい。

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7. 継続教育プログラムの技士(基礎)応援割引

若手技術者の技術力向上を支援する目的で、化学工学会「化学工学技士(基礎)」資格取得者を対象として、個人正会員の半額で受講できる『技士基礎割』を行っています。
この機会に、下記の条件を満たす方々に、是非、受講をお勧め下さい。

条件

  • 化学工学技士(基礎)試験に関する手続きを完了していること
  • 正会員であること*1
  • 卒業または修了後5年以内の社会人であること*2

*1:学生時代に取得した場合、正会員への会員資格変更が必要となります。
*2:入社後に技士(基礎)を取得された社会人も対象となります。

対象講座(2016年度)

「プロセス設計」講座 化工物性・蒸留計算 編(2日)

個人正会員<技士基礎割* 本体20,000円+税
個人正会員 本体40,000円+税
維持会員/特別会員の社員 本体50,000円+税
地区会員の社員 本体60,000円+税
会員外 本体70,000円+税

「プロセス設計」講座 化工物性・蒸留計算 編(3日)

個人正会員<技士基礎割* 本体35,000円+税
個人正会員 本体65,000円+税
維持会員/特別会員の社員 本体80,000円+税
地区会員の社員 本体95,000円+税
会員外 本体110,000円+税

「プロセス設計」講座 充填塔の設計 編(1日)

個人正会員<技士基礎割* 本体15,000円+税
個人正会員 本体25,000円+税
維持会員/特別会員の社員 本体30,000円+税
地区会員の社員 本体35,000円+税
会員外 本体40,000円+税

「プロセス設計」講座 塔・槽、熱交換器の設計 編(2日)

個人正会員<技士基礎割* 本体20,000円+税
個人正会員 本体40,000円+税
維持会員/特別会員の社員 本体50,000円+税
地区会員の社員 本体60,000円+税
会員外 本体70,000円+税

「プロセス設計」講座 ハイドロリックの設計 編(2日)

個人正会員<技士基礎割* 本体25,000円+税
個人正会員 本体45,000円+税
維持会員/特別会員の社員 本体55,000円+税
地区会員の社員 本体65,000円+税
会員外 本体75,000円+税

「プロセス設計」講座 PFDの作成 編(1日)

個人正会員<技士基礎割* 本体10,000円+税
個人正会員 本体20,000円+税
維持会員/特別会員の社員 本体25,000円+税
地区会員の社員 本体30,000円+税
会員外 本体35,000円+税

「反応器の設計」講座(2日)

個人正会員<技士基礎割* 本体25,000円+税
個人正会員 本体45,000円+税
維持会員/特別会員の社員 本体55,000円+税
地区会員の社員 本体65,000円+税
会員外 本体75,000円+税

「反応器の設計」講座(2.5日)

個人正会員<技士基礎割* 本体30,000円+税
個人正会員 本体55,000円+税
維持会員/特別会員の社員 本体67,500円+税
地区会員の社員 本体80,000円+税
会員外 本体92,500円+税

「化学物質の安全・安全実技体験」講座(1.5日)

個人正会員<技士基礎割* 本体24,000円+税
個人正会員 本体34,000円+税
維持会員/特別会員の社員 本体39,000円+税
地区会員の社員 本体44,000円+税
会員外 本体49,000円+税