- ホーム活動化学技術者の資格制度 化学工学技士
化学工学技士
2011年度試験申込受付は、終了しました。
化学工学技士の資格
「化学工学技士」は、化学工学に関連した専門的応用能力を必要とする化学技術に関係する業務(研究、開発、設計、検討・評価、計画、保守、運転、管理、建設、プロジェクト統括、情報処理)を行う技術者・研究者を化学工学会が認定する資格です。
化学工学会は、化学工学技士試験に合格した方々が、化学工学会に資格登録をした場合、「化学工学技士」と認定いたします。「化学工学技士」に要求される能力として、化学技術の分野の中で少なくとも1つのしっかりとした専門性を有し、それに関しては自己の判断で業務を遂行でき、部下を指導できる能力を有することが求められます。
なお、技術レベルの維持・向上のため、本資格に有効期限(5年)を設けています。また、社内外における継続学習や受講実績などをCPDポイントとして登録することが必要です。
受験申請要件
受験申請をするためには所定の実務経験年数を必要とします。 実務経験としては、化学工学に関連した高度な専門的応用能力を必要とする業務(研究、開発、設計、検討・評価、計画、保守、運転、管理、建設、プロジェクト統括、情報処理)が対象となります。
以下に該当する人は「化学工学技士」試験を受験することができます。
- 化学工学修習士あるいは化学工学技士(基礎)の資格を取得後、実務経験期間が
通算して5年を超える人。(下図の①に該当)
- 受験時までに実務経験期間通算がX年を超え、化学工学修習士の資格を有して
いる人。(下図の②に該当)
- 実務経験期間が通算して10年を超える人 。(下図の③に該当)
(注1) 学校教育法の大学院修士課程又は博士課程(化学工学関連分野専攻に限る)に
在学していた人にあっては上の1、2、3の実務経験に2年を限度として算入
する事ができます。
(注2) 実務経験が5年を超える場合(X>5)は、化学工学修習士あるいは化学工学
技士(基礎)の資格を取得して、直ぐに化学工学技士の試験を受験することが
できます。
審査方法
書類審査、筆記試験により審査します。
書類審査
書類審査では、以下の提出内容に基づき、受験資格要件を満たしているかどうかの判定を行います。
-
化学工学修習士・化学工学技士(基礎)取得情報
(既取得者は、認定証の写しを添付)
- 継続学習(CPD)単位取得リスト(未登録者は不用)
所定のフォームで提出。
書類審査で、(4)のCPDポイントを下記の計算式にて、筆記試験に加点します。
CPDポイントの登録は、過去のものについては2年間のみさかのぼることがで
きます。
それ以上前のCPDについての登録は認めません。
筆記試験
筆記試験は、受験者が「表1.化学工学技士および上席化学工学技士技術分野」の中から予め選択した一つの技術分野に関し、その専門知識およびその応用能力があるかどうかを判定するものです。
化学工学基礎知識および選択した技術分野の専門知識および応用能力について試験します。
試験問題の出題意図は次の通りです。
-
計算問題
化学工学の基礎的な計算能力を問う問題。
-
課題解決問題
業務で遭遇する問題を解決するために、化学工学技士として必要な基本的知識、
対応の仕方などを問う問題。
-
用語説明
化学工学技士として知っていて欲しい技術的用語の説明問題。
-
技術問題と技術動向
化学工学技士として関心を持って欲しい技術課代や技術動向について問う問題。
|
表1 化学工学技士および上席化学工学技士技術分野 |
||
| 技術分野 | 専門技術 | |
|---|---|---|
| 1. | 総合化学工学 | 技術管理、リスクマネジメント、技術教育、プロジェクトマネジメント、LCA/LCE(ライフサイクルアセスメント/エンジニアリング)、プロセス設計、プロセス評価 |
| 2. | 流動・伝熱・混合技術 | 流動、伝熱、蒸発、乾燥、調湿、粉体流動、超臨界流体、攪拌、混合、混錬 |
| 3. | 分離技術 | 蒸留、吸収、放散、吸着、膜分離、晶析、抽出、固液分離 |
| 4. | 反応技術 | 反応工学、触媒、反応器、燃焼、マイクロリアクター |
| 5. | 粉体技術 | 粉砕、分級、造粒、粉粒体の混合攪拌、粉粒体の貯槽と供給、粉粒体の輸送、粉塵爆発と自然発火 |
| 6. | プロセス研究・開発 | プロセス研究・開発、スケールアップ |
| 7. | プロセス設計・技術 | プロセス設計、プロセス制御、プロセスシステム設計、プロセスIT、物性推算、プロセスシミュレーション(定常、ダイナミック、CFD、モデル化)、材料選定 |
| 8. | プラント設計・建設 | 機器設計、配管設計などの設備設計、プラント建設 |
| 9. | プラント運転・設備管理・装置材料 | プラント運転、設備管理、最適運転、トラブルシューティング、装置材料 |
| 10. | 資源・エネルギー | 資源開発、エネルギー効率化、原子力、省エネルギー、再生エネルギー |
| 11. | 環境・安全化学 | 環境対応装置、環境アセスメント、安全工学、HSE |
| 12. | バイオ・医療・食品 | 生物プロセス、生物分離、遺伝子操作、発酵、医薬品プロセス、食品化学工学 |
| 13. | 新素材・加工技術 | 薄膜製造、ナノテクノロジー、新素材製造、高分子成形加工 |
登録
「化学工学技士」となるためには、化学工学会に以下の登録を必要とします。
登録方法
原則として、Webより行います。
登録の要件
以下の要件が具備されている必要があります。
-
「化学工学技士」の試験に合格していること。
-
化学工学会の会員でなくても登録は出来ますが、料金は異なります。
(費用の項参照)
登録事項の変更の届出
登録事項に変更が生じた場合、登録事項変更届け出を提出することとします。
登録の更新
資格登録の有効期限は5年間とする。資格登録の更新には、所定の様式による継続学習(CPD)ポイントの登録が必要ですが、ポイント数については問わないものとします。
登録の停止/取消し
以下のいずれかに該当する場合にその資格が停止されるか、登録が取り消されます。
-
更新時にCPDポイントが未登録の場合、資格を凍結します。
但し、登録停止後、直近2年間のCPDポイントを登録し、更新手続きの申請(有料)
を行えば登録停止が解除されます。
-
更新時期がきても更新手続きを行なわない場合。
-
虚偽・不正の事実に基づいて登録をした場合、資格を取り消すことがあります。
-
化学工学会からの除名処分を受けた場合、資格は取り消されます。
化学工学技士資格の特典
化学工学会が専門能力を有する化学工学技術者として認定しているものであり、化学工学技士有資格者であることを以下のように有効に活用することが可能です。
-
化学工学に関して基礎的能力、応用能力を持った有資格者が、関連業務を遂行
するため、その品質確保をエンドースする事ができる。
-
事業主に客観的に個人のその専門性を認識させうるため、より良い条件下での
業務遂行が可能になりうる。
-
顧客など業務で関係する相手に対して、その能力を客観的に認識させうる事に
より、好ましい業務遂行が促進される。
-
名刺に「化学工学技士(Professional Chemical Engineer)」と刷れるので、特に海外
では、化学工学会で認められた有能な技術者として認知される。
費用
化学工学技士(基礎)を保有の方|
|
受験料 |
登録料 |
更新料 |
CPD証明書 |
| 個人正会員 |
8,000円 |
3,000円 |
3,000円 |
1,000円 |
| 個人正会員以外の方 |
18,000円 |
6,000円 |
5,000円 |
5,000円 |
化学工学技士(基礎)を保有でない方
|
受験料 |
登録料 |
更新料 |
CPD証明書 |
|
| 個人正会員 |
15,000円 |
5,000円 |
3,000円 |
1,000円 |
| 個人正会員以外の方 |
20,000円 |
10,000円 |
5,000円 |
5,000円 |




