委員長挨拶
ご挨拶
2003年に発足し、宮下礼子氏、松本陽子氏が委員長として発展させて下さいました男女共同参画委員会の委員長を、本年度より仰せつかりました。
最近、「202030(2020年までに指導的地位に女性が占める割合が30%程度になるよう期待する)」という数値目標ばかりが一人歩きしているような印象を受け、「男女共同参画とは何か、なぜ必要なのか、何を目指しているのか」ということに対する明確な答えを見つけられずにおりました。そうした中で、偶然にも私の疑問通りのタイトルの内閣府男女共同参画局の板東局長のご講演をお聞きしました。少子高齢化に伴い日本の労働人口は激減しており、これまでの労働力を確保するためには男女を問わず労働人口を確保する必要があり、そのための第一歩として「人材多様性(女性の活躍)の促進」が必要である、また、次世代を担う子供達の育成も非常に重要な課題であり、そのためには男女を問わず「ライフ・ワーク・バランス(仕事と生活の調和)の推進」が必要である、とのことでした。非常に明朗な説明に、心から納得することができました。
昔、私が学生の頃、本会の学会会場では女性が非常に希で、ともすると自分一人に近い状態であったように記憶しています。現在、学生女性会員は16パーセントまで増えているそうです。しかし、残念ながら一般女性会員となると3パーセントと激減します。懸命に学んだ高度で専門的な知識を活かして男女が共に働き続けることができる社会ができれば、この数値は少なくとも学生会員の値に近づくのではないでしょうか? そのような男女を問わず能力を発揮できる社会を目指して、努力して参りたいと考えておりますので、会員の皆様のご協力・ご支援を宜しくお願い致します。
本委員会では、これまで取り組んできた次の3つの柱となる活動
・年会と秋季大会での講演会や交流会の開催
・女子学生のためのイブニングセミナーの開催(年1回)
・「女性会員からのメッセージ」をWebサイトに掲載(毎月)
に加え、本年度から「うちの取り組み」というタイトルで、各社、各大学・研究所等で広がりつつある「人材多様性(女性の活躍)の促進」や「ライフ・ワーク・バランス(仕事と生活の調和)の推進」のための様々な制度や対応、また、それらを利用された方々の体験談等をご紹介いただき、Webサイトに掲載させて頂く新企画をはじめる予定です。男女共同参画の活動推進のための一助となればと考えております。ご期待下さい。
2009年4月15日
男女共同参画委員会委員長
北川 尚美
(東北大学准教授)




